「アルタイの癒しの声」出演者




左:巻上公一、右:ボロット・バイルシェフ

ボロット・バイルシェフ

1962年アルタイ共和国ウストカンスキー地方生まれ。17人兄弟の10番目。祖母と伯父が有名な口琴奏者であった。カザフスタンで行われた"Voice of Asia`92"でノミネートされ、ハカス共和国アバカンで同グランプリを受賞。ジョー・ザビネルとの共演をはじめ、ヨーロッパを中心に世界各地で公演。彼がもっとも得意とするのは、アルタイに古くから伝わる歌唱法でカイといわれるスタイル。地響きを感じさせるようなおそるべきハードな低音と、搾り出すような高音の声を交互に使う。哀愁の漂う音がする、トプショールというラクダや山羊の皮を張った二弦の撥弦楽器と共に歌う。その他、ショール、ウングレクとよばれる笛なども演奏する。



巻上公一

1956年熱海市生れ。その独特な色気のある変幻自在の声をもって、国内外を問わず、ジャンルを越えて活躍するモダン・ボーカリスト。その奇妙な歌世界にファンが多いロックバンド、「ヒカシュー」のリーダーをはじめ、歌謡曲を大胆に生まれ変わらせる「超歌謡」の試み、声帯の可能性を探る即興演奏、コンピュータによるインタラクティヴ演奏の研究等を精力的に行っている。近年は、トゥバ共和国に伝わる喉歌(ホーメイなど)を研究し、日本に紹介する活動も行っている。'95年、'98年世界ホーメイコンテストで特別賞を受賞。現在日本トゥバホーメイ協会会長もつとめる。また、「口琴」という埋もれていた楽器の最近の人気の火付け役としても知られるが、98年6月、オーストリアのモルンで開かれた口琴フェスティバルに参加し、そこでボロット・バイルシェフと出会う。意気投合し初共演。その奇跡ともいえる美しいセッションは、その場に居合わせた人々を激しく感動させた。

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