- ELAN即席入門 -

画面を整理する

 ELANでは、ビデオや音声波形、それにテキストなど、さまざまなヴュワーが所狭しと並びます。ここでは、画面を整理して使いやすくするちょっとしたコツを書き留めておきます。

枠の大きさを調節

 とりあえず、枠を調節するには、図1の矢印で示した部分にカーソルを合わせます。青の矢印部分で映像と音声の仕切りが、緑の矢印部分で音声と注釈層の仕切りが動きます。

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図1: 青:映像と音声の仕切りを動かす 緑:音声と注釈層の仕切りを動かす。

ビデオ画面の切り離し

 私はマルチディスプレイを使うことが多いので、ビデオ画面はELANから切り離してしまいます。
 やり方は簡単。ビデオ画面を右クリック(右クリックできない人はcontrolキーを押しながらクリック)して「ビデオ画面を切り離す」を選ぶと、ビデオが切り離されて、自由な位置に動かせます(図2)。元に戻したいときは、もう一度ビデオ画面を右クリックして「ビデオ画面を結合する」を選びます。

default_grid.jpg

図2: ビデオ画面を切り離して、注釈の空きスペースに置いてみる。

音声波形のレイアウト

 音声がステレオの場合、縦に二つの波形が並んで見にくいことがあります。そんなときは、波形画面を右クリック(もしくはcontrolキーを押しながらクリック)して、「ステレオのチャンネル→波形を統合(または重複)*」を選びます。波形が一本化され、見やすくなります。
 横や縦にズームしたいときも、波形を右クリックして「ズーム/縦ズーム」を選びます。

*統合の場合は波形が加算され、「重複」なら二つの波形が色違いで重ね合わされます。

注釈層のレイアウト

 注釈層がたくさん並んでいると、画面が狭くなります。必要のないときは、注釈層の名前を右クリックして、「隠す」を選ぶといいでしょう。
 もう一度表示したいときは、表示中の注釈層をどれか右クリックして、「表示する注釈層」を選び、右から表示する注釈層を選びます。
 もうお気づきかと思いますが、注釈層を右クリックすると、順番の並べ替えなど、いろいろできます。

ビデオの両脇に並べる

 ビデオの脇には「格子」「テキスト」「再生調整」などさまざまなヴュワーがあります。これをいちいち切り替えずに、複数同時に使い回したい!そんなときは、下の図のように、ビデオ画面の両脇にヴュワーを並べるといいかもです。

layout_2sides.jpg

図3: ビデオ画面の両脇にヴュワーを並べる。

 これには、ELANのプルダウンメニューからpreferencesを開き、"Viewers"を選択します。ここに「Left to the video」「Right to the video」という選択肢があって、Leftを選べば左に、Rightを選べば右にそのメニューが表示されます。
 いくつかのメニューは使わない場合もあるでしょう。そのときは、プルダウンメニューの「表示」から「Viewers」を選び、使わない項目のチェックをはずします。これで画面がかなりすっきりして、使いやすくなります。

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