サイト内検索(Google)


過去の日記

2011

ブログへ
最新
201110
201109
201108
201107
201106
201105
201104
201103
201102
201101

2010

201012
201011
201010
201009
201008
201007
201006
201005
201004
201003
201002
201001

2009

200912
200911
200910
200909
200908
200907
200906
200905
200904
200903
200902
200901

2008

200812
200811
200810
200809
200808
200807
200806
200805
200804
200803
200802
200801

2007

200712
200711
200710
200709
200708
200707
200706
200705
200704
200703
200702
200701

2006

200612
200611
200610
200609
200608
200607
200606
200605
200604
200603
200602
200601

2005

200512
200511
200510
200509
200508
200507
200506
200505
200504
200503
200502
200501

2004

200412b
Oaxaca diary
200412a
200411
200410
200409
200408
200407
200406
200405
200404
200403
200402
200401

2003

200312b
200312a
200311b
200311a
200310b
200310a
200309b
200309: 旅日記(2)
200308: 旅日記(1)
200308b
200308a
200307b
200307a
200306b
200306a
200305b
200305a
200304b
200304a
200303b
200303a
200302b
200302a
200301b
200301a

2002

200212b
200212a
200211c
200211b
200211a
200210b
200210a
200209b
20020922-: Lisbon
20020918-: Thun
20020912-: Paris
20020910-: Bern
20020907-: Kassel
20020904-: Wroc?aw
20020831-: Krakow
20020828-: Warszawa
200208b
200208a
200207b
200207a
200206b
200206a
200205b
200205a
200204b
200204a
200203b
200203a
200202b
200202a
200201b
200201a

2001

200112b
200112a
200111b
200111a
200110b
200110a
200109b
20009: Toredo,Paris,Edinburgh,Wien
200108: Venezia,Torino,Barcelona
200108b
200108a
200107b
200107a
200106b
200106a
200105b
200105a
200104b
200104a
200103b
200103a
200102b
200102a
200101b
200101a

2000

200012b
200012a
200011b
200011a
200010b
200010a
200009b
200009a
200008: Lyon - Rome - Luzern - Munchen - Weimar - Jena - Berlin
200007: London - Bordeaux
200007b
200007a
200006b
200006a
200005b
200005a
200004b
200004a
200003b
200003a
200002b
200002a
200001b
200001a

1999

199912b
199912a
199911b
199911a
199910c
199910b
199910a
199909b
199909a
199908: Holland - Belgium - Germany - Switzerland - Holland
199907c
199907b
199907a
199906b
199906a
199905c
199905b
199905a
199904b
199904a
199903d
199903c
199903b
199903a
199902b
199902a
199901c
199901b
199901a

1998

199812d
199812c
199812b
199812a
199811b
199811a
199810b
199810a
199809b
199809a
199808b

1998-1999 index

よりぬき日記
(98.08-12)


日記タイトル
(99.01-06)

What's old?

What's old? 1998.01 - 1998.08
What's old? 97.5 - 97.12
What's old? 96.7 - 97.5


リンク

音盤

拝借
2011年3月
3rdアルバム「拝借」

惑星
2009年3月
2ndアルバム「惑星」

主観
2007年10月
かえる目1stアルバム
「主観」
オンラインで買うなら
Lilmag

書いた

オンライン連載
クラシックかわらばん
交換されるオペラ オペラ絵はがきの時代

arukan4
「歩きながら考える step4」
2010.2

donogotonka
「ドノゴトンカ創刊前夜号」
山本精一×細馬宏通 辻潤・遺墨対談

ユリイカ臨時増刊『昆虫主義』青土社「行動の来歴、個体の来歴」(2009.8)

『滋賀のABC』エルマガジン社「絵はがき」の項。(2009.7)

アウトサイダーライブ(第8回全国障害者芸術・文化祭滋賀大会記念図録集)「ことばにし難い身体に出会うには」(2009年3月)

扉野良人編集・羽良多平吉書容設計『Donogo-o-Tonka』に「管の中へ」(2008年12月)

『東京人』書評
(2007-)

2010.5 『ピアノ・ノート』『之を楽しむ者に如かず』『永遠の故郷』

Books

afro_disney2.jpg
菊池成孔・大谷能生編『アフロ・ディズニー2』(文藝春秋)

多人数
『生きるための試行』
(2010 エイブル・アート・ジャパン+フィルムアート社編/フィルムアート社)

多人数
『多人数インタラクションの分析』
(2009 坊農真弓、高梨克也編/オーム社)
ことば・空間・身体
『ことば・空間・身体』
(2008 ひつじ書房)

絵はがきのなかの彦根
『絵はがきのなかの彦根』
(2007 サンライズ出版)

絵はがきの時代
『絵はがきの時代』
(2006 青土社)

活動としての文
活動としての文と発話
(2005 ひつじ書房)

浅草十二階
『浅草十二階』
(2001 青土社)

その他

bccks

絵はがき風呂
黒板のある部屋
花男論メモ



The Beach : November 2011

細馬 宏通
mailad.gif

<<前月 | 翌月>>

ここにはTwitterのログを記録しています。ところどころ備忘録を足してあります。ブログはこちらへ。

20111130

 今年から滋賀大学の非常勤講師をやっている。朝、いつもとは逆方向に自転車を走らせる。午後の講義のために今度は南にある県立大学に行く。そのときに通る長曽根の町並みと、そこを抜けたあとに見える琵琶湖がわりと気に入っている。



20111129

大阪ではセーターにコートなぞバッカじゃないのという気候だったが、野洲まで来るとむしろ必要。
posted at 00:05:09

電車で醒めて自転車で凍える季節の到来。
posted at 00:08:29

さて、乗り換えてさらに北に。
posted at 00:14:30

ヒョウ柄に包まれうたたねする君は疑いもせず終列車のゆくえ
posted at 00:26:45

向かいの見知らぬ(さきとは別の)君にささぐ
posted at 00:27:26

そして鼻歌おじさんのいない自転車置き場。
posted at 00:41:04

ヒョウ柄は先まで行くようでした。
posted at 00:48:07

終点に託す眠りかヒョウの柄
posted at 00:48:44


20111128

駅前駐輪場の受付に、いつも鼻歌を歌ってるおっちゃんがいる。今日は鼻歌がやんだと思ったら、ぼそっと「あ、落ち葉がばさっと来た!」。なんとなく好きなおっちゃんである。
posted at 11:44:05

デンマークの会話分析研究者と植物話。「道端で摘んでみた草がいい匂いだと、持って帰ってから何か新しいことを見つけた散歩をした気になって嬉しいのよね」「データセッションで小さなことが見つかったときの感じ」「そう!」
posted at 23:14:06

うたたねの頭もたげる君の目は閉じられたまま鼻をかくのか
posted at 23:34:30

向かいの席のみしらぬ君にささぐ
posted at 23:35:19

見知らぬ君は下車されました わたくしはこのままもっと遠くに行きます
posted at 23:52:21


20111127

終電まであと二十分コンビニでジャンボモナカを買う十一月
posted at 00:02:57

半分に折っても一人
posted at 00:05:57

ジャンボモナカの寒さに見合う夜空かな
posted at 01:09:04

カストルです ポルックスです 双子です
posted at 01:17:35

カストルは ポルックスなの 星だけど
posted at 01:18:18

カストルと ポルックスだな モナカ食む
posted at 01:18:55


20111126

「リスクコミュニケーション」は、説得術とプレゼンテーション技術のことではないだろう。当事者の話を聞き、細部をすくいとる術はどこにあるのだろう。
posted at 11:32:40

ところでわたしはよく、人の話をよく聞け、と言われる。
posted at 11:47:31

向こうの座席で等速直線運動と等加速度直線運動の違いを身振り使って議論している高校生。めちゃくちゃビデオ撮りたい。
posted at 14:22:06

煙草吸う君のリスク横に座るリスク ジャンボモナカ食む私のリスク
posted at 23:59:53


20111125

「宮澤賢治/夢の島から」を観たあとの長いメモ(9/18のツイート) http://t.co/xKBxzNQC
posted at 17:09:04


20111124

リスクマネジメント、リスクコミュニケーションの見取り図。フィッシュホフとカドヴァニーの『リスク』を読む。 http://t.co/q9Tq2bSj
posted at 14:40:31

100円払って読む一行のダジャレ、ものすごい空振り感。あまりに空振り過ぎるので次こそホームランが打てそうな気がする。大リーグボール三号で三振ってこんな感じか。
posted at 22:05:01


20111123

昨日の円盤レコード寄席、すばらしかった。レコード文化のぶっとい流れを広大な裾野の側から描きつつ、個々の人生にまで観察を行き渡らせる。朝日ソノラマの発祥からノヴェルティの広がりが生活を変えていく様を淡々と語る田口さんの話にはぐぐっと身を乗り出さざるをえなかった。
posted at 09:16:00

「怪人二十面相」で、小林少年たちが笑い声を聞いてドアを開けるとそこに回るレコードを発見する、というくだりがある。それを読んだときに妄想したのは、当のレコードを吹き込んでいる二十面相の姿だった。田口さんのカッティングマシーン話を聞いて、その姿がまた浮かんだ。
posted at 09:28:35



20111122

「虹を見たかい?」かえるさん+宮田あずみ(2011.11.20 酒游館) http://t.co/qq2hhjEc
posted at 00:34:54

滋賀県立大学の山形蓮さんは田の浦(宮城県本吉郡南三陸町歌津地区)で聞き取りを続けている。その記録のひとつ。驚くほど正確に、田の浦のことばで書き起こされています。 http://t.co/pps86WHW
posted at 01:29:35

そして、田の浦ファンクラブのページもどうぞ。 http://t.co/SzjSYeAj
posted at 01:30:16

ああ、もうねむくてねむくて
posted at 14:54:49

紅茶を飲んだらまたねむたくなったわ
posted at 14:55:04

三時までしばらく、ねむたいのグチを続けてもいいですか
posted at 14:55:35

いや、許可されるまでもなくグチをいうのです ねむたいって
posted at 14:55:56

もう あたまをマンリキでぎゅうぎゅうしめつけられるくらいねむたいのです
posted at 14:56:26

カフェインをとってもねむたいのだから このねむたさは実際のねむたさよりもカフェインのぶんだけ深いにちがいない
posted at 14:57:17

むかし ねむたいねむたい言うともだちのグチをきいていたらどんどんこちらもねむたくなって、こいつオレの人生ねむたくしやがってなんちゅうことすんねんとおもいましたが
posted at 14:57:59

いまわたしがやってることは、まさにそのトモダチのやってたことでした
posted at 14:58:19

だれかをみちづれにしたいほどねむたいことってあるよね
posted at 14:58:39

「ね」という語尾に「そうそう」と答える人に向けて このメッセージは いっしょにねむたくなーれ とよびかけています
posted at 14:59:17

あ、もうすぐ三時だ 起きよう
posted at 14:59:32

しゃき
posted at 14:59:40

小さい「っ」をいれないと なんかかわいいな 「しゃき」
posted at 14:59:59

さっちも、のアルバム。 http://t.co/QnssHksR
posted at 19:10:52

というわけで、初恋レコードあっと彦根にて円盤寄席ですよ。 http://t.co/bC4C8XZD
posted at 19:13:23


20111121

虹がものすごい。 http://t.co/C1R1lauD
posted at 16:06:06

リスクコミュニケーション「Risk Communication 4th edition (R. E. Lundgre, A. H. McMakin) 2011」を読む。科学者と一般の人との不一致問題、リスク比較問題など。 http://t.co/k561cGNT
posted at 16:33:42

あーあー、車内放送「ウサギとペン」、セブンイレブンのネットプリントでの配布は本日の日付が変わるまでです。認証番号:94263216、で、んべー、とやってください。
posted at 17:21:52

科学者と一般の人とのギャップ、リスク=ハザード+感情、リスク比較の陥穽について(ブログの記事を分けました)。 http://t.co/VHr8V3wK
posted at 17:38:45

カーネーションのサブタイトルが花言葉であることに今頃気づいた。
posted at 18:16:22


20111120

今日は、酒游館にて、gastronomicsのツアーライブにおよばれしまして、かえるさん+宮田あずみで小一時間ほどやります。 http://t.co/8w7VIWxh
posted at 12:10:20



20111119

旦過市場の大学堂にて。市場で買ってきたハマグリをいただいております。 http://t.co/qSjmw5e1
posted at 13:33:42

突然ですが、三時から旦過市場の大學堂にて、トークショーです。細馬宏通×金尾滋史。
posted at 14:15:38



20111118

サークルKサンクスのネットプリントサービスを使う前にちょっと読むといいかも、のメモ。 http://t.co/5eKvUxzE
posted at 00:26:15

ずっと海の底だった。
posted at 18:58:12



20111117

車内放送最新号(四)「書写の石」他バックナンバーはLilmagにて。 http://t.co/CsnmY0Iu
posted at 08:36:53

車内放送(三)「ウサギとペン」は現在ネットプリントでも配布中です。セブイレのコピー機の前でネットプリントを選び、認証番号94263216で、んべー、と出てきます。
posted at 08:37:29

崖の上の放尿。
posted at 16:36:32

ほうにょほうにょほうにょ(といいながら放尿すると気分が少しく明るくなるかもしれません)。
posted at 16:39:34

車内放送の最新号のプリントアウト数は、三日で15部。A3の紙を、んべー、とやるために15人のみなさんがコピー機の前に立たれたのである。このペース、何かに似てるなと思ったら、20年前、パソコン通信で珍奇なソフトウェアをアップしたときのダウンロード数の増え方とそっくりだ。
posted at 16:45:09

崖の上の放尿: Google検索結果98000件。そうか…
posted at 16:48:40

ところでエラ通信はサンクスでも配布が始まった模様。そうかその手があったのか。
posted at 16:53:09

コンビニのコピー機でスキャンしたデータをその場でネットプリントサービスに登録できる、というのが理想だなあ。そしたらパソコンいらないのに。
posted at 17:31:54

うーむ、サークルKサンクスのネットプリントサービスは、A3だと原寸ではなく、余白を取って縮小されるのであった。ベタで出してくれるといいんだけどなー。
posted at 21:05:30

書類なら縮小されてもなんともないかもしれんが、原寸でないと困る文書ちゅうもんもあるんですわ。原寸でしゃべらナイト。
posted at 21:06:27

the Clockの音楽は相当くせ者で、極端な場合には、サイレント映画のカットにも前後のサウンドトラックがオーバーラップしてました。ある映画のサントラでいくつか別の映画のカットを覆って、小さなクライマックスを作ってしまう、という細かい技。
posted at 23:18:30

サークルKサンクスのネットプリントでは余白がとってあるので、元ファイルの縦横長に注意。A3ではタテ(長い方)が上下それぞれ1.6cm, 横(短い方)が左右それぞれ1.2cm余白になります。A4もちょびっと余白があるみたい。
posted at 23:39:59

車内放送「ウサギとペン」、サークルKサンクスのネットプリントサービスでも配布を開始しました。コピー機前でネットプリントサービスを選び、番号「J93MR8D4Y9」を打って下さい。カラーではなく白黒でプリントして下さい。20円。
posted at 23:44:55


20111116



20111115

何はなくとも珈琲は飲まねばならぬ。
posted at 08:53:40


20111114

車内放送03「ウサギとペン」。おお、ついに三号雑誌の壁に到達しました。セブンイレブンのコピー機で「ネットプリント」を選び、認証番号94263216を押すと、んべー、と出てきます。 http://t.co/Sq8krmNb
posted at 09:48:23

かえるさん情報:今週末、18日(金)夜は小倉ギャラリーソープにてソロ。20日(日)は近江八幡酒游舘のGastronomicsツアーにゲストで、コントラバスの宮田あずみさん(from 薄花はっぱ)とデュオ。 http://t.co/2XDJpOEz
posted at 12:23:28

講演で奔放に話すと、あとで講演録を編集する段になってとっても苦労するという現実を味わい中。
posted at 16:26:35

きちんと原稿を用意して基本的にそれを読み上げる、というスタイルは、準備はたいへんだけど、あとで講演録を作ったり本として編んだりするときに楽なんですよな。
posted at 16:27:57

ところで、一昨日は立教大学で北川扶生子さんの美文に関するご発表に続けて十二階の話をしたのだが、北川さんの話がとても正確かつ明晰で、自身の発表のざっくり感が半端なかった。やはり明治研究をするなら本を系統立てて読まねばいかんね。
posted at 16:33:59

研究分野が文学であれ映画であれ数学であれ地域であれ、対象のすみずみに触手を届かせている研究者と話すのは楽しい。本や映画や数式の記憶がいつでも探訪できるフィールドになっていて、そのフィールドの一端にこちらも招かれているような心地がする。
posted at 17:10:32

コートの中では、平家、ガニ。
posted at 22:00:23

どこでもドアは、半開き。(先日のライブにて)
posted at 22:01:43



20111113

もう一昨日になりましたが、かえる目@l-e、満員御礼申し上げます。アニス&ラカンカのぴかぴか星人の奔放な掛け合いには演者ながらハートを撃ち抜かれました。
posted at 09:45:29

浅草寺境内の「油絵茶屋再現」。いやあ、これはすばらしい。パノラマ好きにはたまらない企画です。これから行かれる方はぜひ、片目をつぶってしばらくたたずんでみて下さい。油絵びとと背景との遠近が生々しく感じられます。
posted at 10:28:06

油絵茶屋の油絵は、新聞錦絵という浮世絵(浮絵)の遠近法を写し取ったものでした。そこでは、油絵という新たな質感によって木版浮絵の奥行きが捉え直されている。これを手がけた五姓田芳柳と門人たちはのちに数々の油絵によるパノラマ画を手がけ、さらに大胆な奥行き空間を描くことになる。
posted at 10:33:05

そしてチラシの刷りがまた、いいんだなあ。インクが手につきそうで。油絵茶屋。
posted at 10:34:36

菊観る人も多く。浅草寺の油絵茶屋前。 http://t.co/3TqMb3CR
posted at 10:42:53

車内放送号外「clock」(クリスチャン・マークレーの「the Clock」のこと)、ネットプリントでは明日まで「んべー」とできます。番号:94450992。
posted at 15:10:32


20111112



20111111

さて本日、111111は、大崎l-eにて、かえる目とアニス&ラカンカの「棒がろっぽん」。4人と2人で六本であります。19:30- ¥2000+1ドリンク。共演曲も仕込んでますですよ。アクセスは以下を。 http://t.co/ixv5xccK
posted at 11:10:57

さて、単に1111111111
posted at 11:11:13

う。111111111111を逃した。
posted at 11:12:06

小田さんの書いた、幼稚園のテニスコーツのこと。 http://t.co/DiEsLxbD
posted at 11:18:01

明日は浅草十二階一般公開開始の日(11/12)。というわけで、立教大学で十二階の話をします。乱歩ゆかりの地で話すのは楽しみ。 http://t.co/tvUjaFgf
posted at 13:01:23



20111110

いま行いつつある記述を、ただの一本道の果てとしてではなく、いくつもの分岐を経てきた先として考える。すると、あたかもクラスターの末節から逆にたどり直して別のクラスタを見に行くように、「この道にはいなかった私」が想起される。しかも逆にたどり直す途中で、あちこちの分岐、私を通過する。
posted at 10:43:00

ヌカススキの分岐 http://t.co/vzs6hYi9
posted at 10:58:38

分岐を逆にたどる。階層構造のある分岐点は、ただの三叉路ではない。根元側と枝側の道がある。しかしどちらも道なのだ。階層構造のある集合の内部で境界膜を越える。上の階層に通じる膜はこちらを覆う壁として現れ、下の階層に通じる膜は閉曲面として現れる。しかしどちらも膜なのだ。
posted at 11:44:42

ある人に仮託している感覚を保つのは、ある場所にいる感覚を保つこと、ある内部にいる感覚を保つことに似ている。しかし、ある人に自分を重ねるとき、別の場所、別の内部が立ち上がる。目の前に膜がある。この膜に入るのだっけ、それともこの膜からでるのだっけ。
posted at 12:04:30

一次元の記述をしているときに括弧の極性ははっきりしているかに見える。"「"は、外部から内部への移動であり、"」"は内部から外部への移動である。しかし、内部の記述に「私」が混入し始めたとたんに括弧の極性は曖昧になる。今抜けつつある括弧は"「"なのか"」"なのか。
posted at 12:43:50

目の前にある膜の向こう側が外か内かという問題のかわりに、膜は、私のいる側といない側を隔てる"|"として現れ始める。ともかくこの膜を越えてみる。越えて振り返って、それが閉曲面で覆われた意外に小さな立体として把握できれば、私は内部から外部へ抜けたのだ。でなければ?
posted at 12:50:38


20111109

うっかり表紙に(三)と書いてしまいましたが、「弱い和音」は号外。「ウサギとペン」はできたて3号です。RT @lilmag_: 新入荷:『車内放送(三)弱い和音』、『車内放送(三)ウサギとペン』 (細馬さん、どっちも3号になってますよ!) http://t.co/Kil4lVX2
posted at 22:17:34


20111108

四角い枠の中に短い文章を書くとき、自分でも知らない間に、自分のいる層を定めている。層は自分を仮託するためのものだが、いったん仮託するや否や、脱ぎがたい拘束衣となって、ひとつの視点、ひとつの視野を与える。
posted at 00:02:35

三日前に宇野良子さんと河村美雪さんの仕掛けた、誰かの語りを語るという奇妙な物語構造、そこにうっかり関わってしまった経験と、その翌日に観たクリスチャン・マークレーの「the Clock」のこととが、ただ隣り合わせの日にあったできごと以上にきびすを接しているように思えている。
posted at 00:06:02

そしてこのところ、一気にペンで書くことと、キーボードで打つこととの間にある、単なる速度以上の差のこともまた、やはりこれらの問題、仮託する層の問題に関わっているような気がしている。ことばを思いつく速さでことばが文字として実現するということは、もはや量的な速さの問題ではないのだが、
posted at 00:08:08

考えと不即不離で打ち出される文字が四角く囲われている、そこに仮託空間、居心地よく、いかにも一つの矛盾なき自分が過不足なく表現できそうな空きスペースが、新婚さん、学生さん、孤独なひとにぴったりです、と、こちらを手招きしている。そのようなTwitterの囲みの中におさまる一人分の層、
posted at 00:11:13

ツイートひとつに割り当てられている、移動する必要のない自分というものを今一度問い直したくなったので、まずは三日前のことを思い出してみよう。宇野さんはたしか、ある一人の人に何かちょっとした日常で使う発明品について説明してもらい、それをまた別の人に説明してもらうという試みについて、
posted at 00:13:46

説明していた。その宇野さんの説明が一通り終わったところで、「では」と宇野さんはこちらをみて、いまの説明をここでもう一度やってみてください、とぼくに言った。それは、宇野さんの話をよく聞いていたならたやすいことのように思えた。説明を繰り返せばいいのだから。しかしたやすくはなかった。
posted at 00:16:33

ただ宇野さんの話を繰り返そうとして、ぼくはその話に出てくる、ある発明をした人のことから説明を始めた。そしてその発明に関する説明をするもう一人の人のことを説明した。そしてそのモウ一人のことを説明する宇野さんのことを説明した。いや、実際にはことは文字で書くほど簡単ではなかった。
posted at 00:19:15

説明する人を説明する人を説明する人、というややこしい話を、ただの階層構造として外から見渡すかわりに、ぼくは最初の説明する人になり、次にそれを説明する人になり、それをまた説明する人になろうとしていた。そしていったんある人になり始めると、その人が離脱して別の人になるのはとても難しい。
posted at 00:21:08

外から見れば、ぼくが行っていたのはただの説明に過ぎないのに、その説明を考えている自分は、いま自分が誰になって説明しているのかを保つために、その誰かに、ほとんどすがりつくように思考している。その誰かの思考が持っているであろう、別の誰かへの隘路を、ほとんど唯一の道のように頼っている。
posted at 00:23:20

説明をする人の説明、というのは、抽象的な人から人へと抜ける風通しのよい道ではなく、説明をする人自身が持っている理路、思考の洞窟であり、その石灰質の細い穴を身体をくねらせながら入っていくことなし、もう一人の人へと抜け出すことはできない。
posted at 00:26:03

すでに誰かの思考によって穿たれた曲面でできた穴。その穴に沿うように自分の身体を折り曲げて、別の人の思考へとつながる交差点へと抜けていこうとする、そのもがくような身体感覚、脱皮した先でまた脱皮を強いられているような感覚が、説明の説明の説明を説明しようとして、ぐねぐねと立ち上がる。
posted at 00:29:04

誰かのことを誰かの思考によって考えるということは、それほど自分の身体を拘束するのだ、と思った翌日に観たのがクリスチャン・マークレーの「the Clock」だった。じつはどんな作品かよく調べもせずに(例によって)、たぶん見始めたのは午後12:10分ごろから午後1:15ごろまで。
posted at 00:32:30

(打鍵が鈍っている。それはさっきまで宇野・河村作品の話をしながら、その場での経験がもたらしたぎゅっと頭をしめつけられるような感覚がからだに再生され、まだそれが名残っているうちから「the Clock」の話を始めたからだ。その会場に設えられたソファまでまだ、たどりついていない)
posted at 00:35:54

(説明の説明の説明身体は、ソファでくつろぐような考えを生きていない)
posted at 00:36:50

そうだった、あれほどいくつもの映画をつなぎ合わせて、空間から別の空間へと連れて行くような仕掛けがほどこされていたにもかかわらず、「the Clock」には、説明の説明の説明で体験されるような、頭を特定の場所に絞り込んでいくような息苦しさはまったくなかった。
posted at 00:39:13

時計の文字盤がいかに繰り返し時刻を迫ろうとも、それは身体の入れ替えではない。いま世界のどこかの映画で起こっていることを、ここで起こそうとしているかのようだった。あたかも映画館から映画館へ渡っていくかのように。渡っているこの身体は、脱皮もしなければ誰かになったりもしない。
posted at 00:42:02

わたしは映画を観ていて、それはいつのことだったかわからない。いまのことかもしれない。観ているわたしはこどもかもしれない。けれど、こどもの身体ではない。この部屋、このソファにゆだねられているわたしは思いの他安定しており、誰になるでもない。
posted at 00:44:26

映画から映画に飛ばされて、わたしはますます身軽になっていく。そしてわかったのは、どんなに物語の中に没入しようとも、映画を観るとき、わたしは身体を守られていたのだということ。ある映画を再び見るときに立ち上がってくるのは、その映画の中の身体よりもむしろ、その映画を観ていた身体だ。
posted at 00:48:36

じつは普段あまり映画を観ないわたしにとって、「the Clock」の中で見覚えのあった映画はごくわずかだったけれども、観たことのない映画を観ているときでさえ、身体はどこかでその体験に親しんでいる。あたかもすでに一度観たことがあるかのように、その映画の一場面を前にしている。
posted at 00:51:25

だから、「the Clock」のことをいま思い出すとき、それは12:20に観た特定の場面のことであるとともに、いま、0:52、あの会場のソファで疲れ果てて座りながら、時刻また時刻へと抜けていく自分の体感のことであり、そういう自分の身体を可能にしているあの場所のことだ。
posted at 00:54:27

「the Clock」は、上映時刻と映画の時刻を符牒のように合わせており、それは観ている自分自身の生活習慣、食事、睡眠、誰かとの語らいを強く思い出させるのだが、いま、思い出すのはむしろ、観た場所のこと、どんな時刻にあっても映画を観ることを保証してくれるあの場所のことで、
posted at 00:57:46

その映画の中で長針が12を指すときに起こる高まりも、映画を観ている身体を脅かしたりはしない。そしていまぼくがやっていることといえば、そんなしあわせそうな身体のあり方を思い出しながら、そこから自分を剥いでこの四角い文字欄の中に押し込めようとしていることで、ぼくはこの文字列、
posted at 01:03:04

洞窟のような文字列の側にいる。
posted at 01:03:43

説明の説明、クリスチャン・マークレー「the Clock」、ツイート(深夜から1時のツイートまとめ、タイポは訂正した) http://t.co/iKKuDxcO
posted at 12:42:09

たとえば、ぼくは「the Clock」のあとに別の約束があって、映画にその都度現れる時計を観ながら、ちゃっかり出るタイミングについて考えたり、「まだ昼飯食ってなかったなあ、こいつら(映画のなかのひと)も腹減らしてこんなことしてんのか」などと考えていたのでした。
posted at 19:09:39

いま表示されている時刻の生活感を強く呼び覚ましながら、しかも映画を観ている。それが「the Clock」の奇妙な居心地の良さだったかもしれないです。
posted at 19:11:59

エイゼンシュテイン全集の背文字が、ふとラーメン屋の標語に見える夜である。
posted at 20:54:06

しかし考えてみると、文字を介して、黒澤映画>ミフネ>男はだまって>ラーメン屋と男気が派生していったというのは、ありえない話ではない。
posted at 20:58:21



20111107

昨日は、KAATで「1994海戦」を観た。エレベーターガールは、写真に収まるときはその制服によって何者かを明らかにするが、舞台ではその声によって、そこがどんな「箱」であるかを明らかにする。声の箱性を強く感じさせる舞台だった。
posted at 07:55:19

昔、エレベーターが出てくる作品を図書館にこもって調べていたとき、小山内薫の作品をひとつ見つけたことがある。それは「シネマトグラフ」という映画についての作品で、発表は大正15年8月、すなわち1924年の翌年だった。やなぎさんは、あるいはご存知だったのかもしれない。
posted at 07:57:08

さっき、大正15年を「1924の翌年」と書いたけど、翌々年の間違いですよな。すみません。最近どうも抜けてるなあ。
posted at 12:56:34

たぶん「Clock」がユニクロ時計のようにこの画面に表示されても、あのように抜き差しならぬ感覚にはならないだろうな。あれは、映画を観るという運命と時刻との問題でもあった。
posted at 14:03:37

先月末、蟲文庫でのライブの模様。「ムシムシ大行進でした」。蟲日記より。 http://t.co/JNn7U7GN
posted at 15:33:38

11/18(金)、小倉ギャラリーソープにてライブをさせていただくことになりました。出演:魚座、かえるさん、他。詳細は近々。九州に行くの久々だ〜。
posted at 15:39:27

車内放送号外 (clock) を出しました。横浜トリエンナーレのクリスチャン・マークレー「the Clock」を観た帰りに。例によって近くのセブンイレブンのコピー機にて「ネットプリント」を選んで印刷してくださいまし。 認証番号は94450992です。
posted at 15:58:34

なお、車内放送その2「果ての夢」(88351806)のプリントアウトは本日まで。車内放送号外「弱き和音」(二階堂和美ライブのあとに:GABBG2DK)は明日まで。2号はLilmagさんにて頒布中です(続きも近々)。 http://t.co/DtzmzdOI
posted at 16:05:12

(誤字訂正のため再送)昨日は、KAATで「1924海戦」を観た。エレベーターガールは、写真に収まるときはその制服によって何者かを明らかにするが、舞台ではその声によって、そこがどんな「箱」であるかを明らかにする。声の箱性を強く感じさせる舞台だった。
posted at 19:25:52

Sweet Dreams Press から届いた封筒の中にまた封筒。レイチェル・ダッドのCD-Rが入ったその封筒にはジグザグステッチの糸。
posted at 20:02:34

よく見ると、レイチェル・ダッドの"Bite the Mountain"の歌詞カードもピンクの糸で綴じられている。糸端がひょいと角を出している。
posted at 20:09:59




20111106



20111105

そしてもう来週なのであらためて。告知しておこうかなあ。11/11/11(浅草十二階開業記念日)は「かえる目とアニス&ラカンカの棒が六本」l-e (大崎)にて。19:30- http://t.co/wUdgGJxb
posted at 01:59:32



20111104

昨日は宇治で全国田楽大会。西浦田楽の能衆の方々と痛飲する。祭りがいかに相互行為に支えられているかについて、大事な話をいろいろうかがった。いずれ文章にしよう。
posted at 10:21:03

栃餅をおみやげにいただいた。この栃餅の箱は「くれぐれも横にするなかれ」なのである。それで、左手は栃餅の持ち役になっている。
posted at 10:23:17

栃餅が身体の中心になっている。栃餅にくっついている身体。栃餅皮質の中にある脳。
posted at 10:29:12

遠いむかし、この餅の発明者の頭に「とち」と「もち」という音が並んだとき、それは777のような衝撃だったに違いない。
posted at 10:30:47

実際のところ、『カーネーション』に正司照枝が出てくるだけで、かしまし娘全盛時代に子供だったわたくしなんぞは涙ぐんでしまうのだ。
posted at 10:35:22

昭和40年代、かしまし娘の演じている講談や浪曲、歌謡曲の意味はまるでわからなかったけど、歌江姉さんと花江ちゃんのちょっと気取ったやりとりに、左側に控えているがさがさ声のおねえちゃんが割って入ってまくしたて始めると、すかっとしたものだった。
posted at 10:39:31

正司照枝が、かしまし娘のやりとりで、ちょっと居直るときに身体をそっくり返らせるその感じが、小林薫の前に立ちはだかって女家族を守るときの背中のそりを見て、ぶわっと立ち上がってきた。
posted at 10:43:42

コミュニケーションを見せるコミュニケーション。オープンコミュニケーションを考えるワークショップを明日11/5 17:30よりsubLime吉祥寺北町店で開きます。入場無料。詳しくは以下のURLを。 http://t.co/m4Kc4uN4
posted at 15:11:35

さて、やるか。あれを。
posted at 16:07:30

とりあえず一仕事終わったのだが立ち上がる気力がない。
posted at 20:18:03

見たことのない電話番号から着信。かけ直すと四国のとある警察から。なぜかとてつもなく悪い予感に襲われてあらゆる想像を巡らせたが、何度かのやりとりの末、間違い電話と判明。自分のしてしまった想像に苛まれている。
posted at 22:06:32

さてそろそろ立ち上がろう。
posted at 22:07:27



20111103

年に数回しか書かないプログラムのコマンドがなかなか覚えられないのと同様、年に数回しか使わない事務手続きは覚えられない。
posted at 10:11:23

いま(11/3現在)手に入る「車内放送」 http://t.co/5KfULTui
posted at 10:34:32

試しに「車内放送」でTwitter検索してみたら、あちこちの電車内からの生活が漏れてくる。
posted at 10:35:11

今朝は勘助がよかったなー。
posted at 12:14:44

「なんやのん」「なんでやのん」「気がついたら」糸子の違和感を借りながら、人の行為の小さな揺れを描いている『カーネーション』はいいなあ。
posted at 12:18:45

むー。これは見逃していた「円周率1000000桁表」。税抜きの値段も含めて気になる。amazonの読者レヴューも珍しく気が利いている。 http://t.co/3aSrOSmU
posted at 13:23:28




20111102

「車内放送」ご紹介ありがとうございます。編集室 屋上( @oku_jo さん)の『二階堂和美 しゃべったり 書いたり」も必読ですよね。今頃、仙台のライブで手に入るのではないかなあ。
posted at 18:51:16



20111101

号外号外。『車内放送』号外「弱き和音」は10/30の二階堂和美ライブ(京都urbanguild)のことを書いたできたてほやほやです。セブンイレブンのコピー機の前に立ち「ネットプリント」メニューにて、どなたでも20円で、んべー、と出せます。番号は、GABBG2DK。
posted at 00:25:09

『カーネーション』、女店員の描き方がいいなあ。たまたま声をかけただけの脇役の人に個性が出てくる。彼女が洋服を着るんだろうなって思わせる。
posted at 08:56:14

「モールス詩集」がまたいいんだよなあ。モールス詩集、手に取った人は「トーナメント」という詩を読んで見て下さい。あれ、びっくりした。
posted at 08:57:34

そういえば、モールス詩集をしげしげと読んだのは『火星の庭』から福島に向かうバスの中だった。
posted at 08:59:54

車内放送(1)は146部出て、無事ネットでの配布を終了しました。しかし誰でもコンビニをコンビニエンスに使えるとは限らない。そこで、ですが、印刷版が実は、Lilmagさんにあるのです。何かを買うときにお求めになるといいですよ。 http://t.co/XRD8RUWX
posted at 12:20:03

倉敷の骨董市で売ってたマッチ。表はこんなラベルなんだけど… http://t.co/g1DAm51j
posted at 20:44:19

裏はこんなの。外骨の絵葉書のよう。 http://t.co/kTJO0kXd
posted at 20:45:57

表はこうなんだけど… http://t.co/RAuUu4EE
posted at 20:47:18

裏はこんなの。 http://t.co/wEZNsL9P
posted at 20:47:47

こんな表があって… http://t.co/OrNbkRd9
posted at 20:48:36

こんな裏にのびてゆく。 http://t.co/yyZmvZHd
posted at 20:49:17



 

to the Beach contents